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東北3県人会が義捐金受付

 東日本大震災はブラジルでも連日報道され、横文字紙でも津波を中心に報道されています。サンパウロ新聞社へも情報を求めてテレビ局、新聞の取材陣が押しかけ、てんてこ舞いの忙しさでした。この震災には東北地方出身者の人を中心に心配する人も多く、とくに被害の大きかった福島、宮城、岩手の各県人会が母県に送る義捐金の募金を始めています。
 宮城県人会(中沢宏一会長)は、日本の被災地への義捐金を募るチャリティーイベントを開催することを検討しています。また、同地震の被害が大きかった宮城、岩手、福島の3県人会は義捐金受付の銀行口座を開設、受け付けを始めています。宮城県人会の中沢会長は、「できる限り、ブラジルからの気持ちを母県に伝えたいと思い、サンパウロ市の協力を得るなどし、日系社会をはじめ人種を越えて、募金を募る」と話しています。
 その他、東北6県・北海道で毎回行っている民謡大会を前倒しして開催し、チャリティーイベントにすることも計画しています。宮城、岩手、福島3県人会では、震災の被害者の冥福を祈り、仏教連合会の協力を得て、初七日追悼法要を行うことにしています。