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エールフランス、欧州経由でブのラジル行きをPR

 日本航空(JAL)のサンパウロ―成田便の実質的な廃止を受けて、欧州最大の航空会社グループであるエールフランス―KLMが、欧州経由でブラジルと日本を結ぶ同グループの航空便を紹介、利用を呼びかけています。
 名古屋からブラジル入りした同グループ日本支社コーポレート部門の神田洋右氏によると、エールフランス航空(仏)およびKLMオランダ航空(蘭)、そして今後同グループに加わるアリタリア航空(伊)の3社では、往復便でそれぞれ異なる航空会社を利用しても同一会社扱いの運賃で日本(東京、大阪、名古屋)―ブラジル(サンパウロ)間を利用できるほか、コードシェア(共同運航)やマイレージなどでJALと提携しているため、JALの日本国内便が割安になるなどのメリットがあります。
 JALが無くなった後、大韓航空、アメリカンといったアメリカ経由の飛行機より、カタールエミレーツなどの中東経由、ルフトハンザ、全日空を利用した欧州経由に客が移動しています。
 そうした中でエールフランスグループが名乗りを上げてきたわけで、日本国内でJAL便を利用できるメリットは大きく、しかも面倒なエスタの登録も必要ないため、中東、欧州経由は今後さらに増加しそうです。