中南米の最新情報

NPOチャレンジブラジルが、ブラジルを中心に中南米のニュースをお届けします。

伸び悩んだ直接投票数 サンパウロ管内投票率11.5%

 ブラジル在住日本人による第22回参議院選挙の直接投票が、6月25日から7月3日までの9日間にわたって実施されました。ブラジル国内8公館管での投票総数は2013票と伸び悩みまし。海外で最も有権者数が多く、文協体育館での投票となったサンパウロ総領事館管内でも、1466票と前回(2007年)参院選の1956票を約500票下回りました。今回は期間中にW杯南アフリカ大会中継があり、その影響があったことも推測されますが、この数字はあくまで直接投票のみで、郵便投票数は含まれていなく、今後いくらかは増加すると思われます。
 各管内別の直接投票数(人)は、マナウス=54、ベレン=116、レシフェ(出張事務所)=33、ブラジリア=52、リオ=100、サンパウロ=1466、クリチーバ=115、ポルトアレグレ=77でした。

サッカーW杯も影響

 各公館によっては、「郵便投票と直接投票をする方々に事前に選挙の案内をしたのですが、有権者は高齢者の方が多く、W杯開催期間中は本人が投票に来たくても家族が車で連れて来れないというケースも多かったようです」(ベレン総領事館)といった声も聞かれました。
 海外で世界最大の有権者数(在外選挙人登録者数約1万2700人)となっているサンパウロ総領事館管内では、サンパウロ市リベルダーデ区の文協体育館で直接投票が行われ、投票総数は1466人でした。前回(07年)の参院選は1956人、昨年の衆院選が1580人と、投票数は低下傾向にあり、今回も過去2回の投票数を下回る結果となっています。ただ直接投票の他、郵送による投票もあり、実際の投票数はもっと増加すると見られます。