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東北ブラジルで豪雨、死者31人、避難生活9万人

 地元紙の21日の報道によると、東北ブラジルのペルナンブッコとアラゴアス両州で15日以降、豪雨が続いています。両州防衛当局によれば、20日までに計31人が死亡、アラゴアス州ウニオン・ドスパルマレス市では約1000人が行方不明となっており、避難所生活者は両州で約9万人に上っています。
 アラゴアス州では17日、森林地域の21市で集中豪雨があり、河川の決壊などによりウニオン・ドスパルマレスで6人など、計19人が死亡しました。サンタナ・ドムンダウー市では5万7000人が避難。同州気象情報局によれば、17日までの雨量は320ミリを記録し、月間予想雨量(280ミリ)を超え、河川の水かさも増して危険な状態が続いています。
 ペルナンブッコ州は、15日からの豪雨よる土砂崩れで12人が死亡。河川の決壊により流域の各地が孤立し、約1300人が救助されました。水道や電力などライフラインも切断され、支援活動も難しい状態。約3万人が避難所生活を送っています。