中米歴訪中のルーラ大統領は24日、キューバを訪問。同日、国家元首に就任して2年を迎えたラウル・カストロ議長とともに、ブラジル政府が3億ドル投資して新築するマリエル港の着工式に臨みました。
キューバは、80年代にアフリカ諸国の独立や内戦のため多数の援軍を派遣した同港を石油関連のオフショアとし、ブラジル国営石油会社ペトロブラスの精製場誘致を検討しています。さらに、両国企業が共同出資してジェネリック医薬品のベンチャーを設立する動きも見られます。
キューバを「友好国」と位置づけるルーラ大統領は、米国の経済制裁のインパクトが少しでも緩和されるよう、同国との貿易を拡大する方針です。