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犬猫を「屠殺」,韓国系飲食店に販売

 現地での報道によると、サンパウロ州警察16日までに、路上の犬や猫を捕獲して飼育後屠殺、肉をサンパウロ市内の韓国系レストランに販売していたとして、サンパウロ州スザノ市在住のロベルト・モラエス(46)と妻のロゼリー・ナシメント(40)を農務省令違反、動物愛護法違反、犯罪組織の編成容疑で逮捕しました。警察の発表では、両容疑者は3年前から、路上の犬や猫を餌でおびき寄せて捕獲しタイヤ修理工場の裏手で飼育、十分に太らせてから屠殺し、肉を聖市ボン・レチーロ区の韓国系レストラン数店に販売していた疑いがもたれています。
 1カ月前、「レストランで犬肉料理を提供している」という匿名電話が警察にあり、州警は問題の飲食店を捜査、客に提供していた犬や猫の肉の入手経路を突き止めました。ブラジルでは、食肉用動物は農務省令で定められており、犬や猫など愛玩動物の屠殺や食肉目的の飼育は禁止されています。