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2016年夏季五輪、リオ開催決定

 2016年夏季五輪の開催地を決める国際オリンピック委員会(IOC)第121回総会が2日、コペンハーゲンデンマーク)で開かれ、日本時間の3日未明、リオデジャネイロ開催決定が発表されました。リオは、東京、シカゴ、マドリード各都市を破って勝利を掴みました。
 五輪招致レースは混戦模様でしたが、現地コペンハーゲンではIOC評価委員会の報告書で好意的な評価を受けたリオとオバマ米大統領夫妻が総会に出席し誘致演説を行ったシカゴ両都市の一騎打ちと見られていました。ところがふたを開けてみると、シカゴは1回目の投票で最下位になり、誘致レースから脱落する予想外の展開、2回目の投票では東京が脱落、最後はマドリードとリオの決戦投票になりました。
 決戦投票ではリオデジャネイロが66票、マドリードが32票と2倍以上の差を付けてリオの圧勝でした。リオは2回目の投票から首位をキープするという完全勝利、初めての南米大会、という殺し文句が選考委員の投票行動につながったようです。これでブラジルは、2014年にはサッカーワールドカップ、その2年後の2016年にはオリンピックと、大きなスポーツイベントを引き受けることになりました。
 懸念されている治安の問題に政府は、これから本腰を入れて取り組んでいくことになります。