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日伯交流年実行委が解散

 日本ブラジル交流年実行委員会第3回総会が18日、東京の三田共用会議所で開かれ、ブラジル日本移民百周年、日本ブラジル交流年の幕引きが行われました。
 実行委員会には委員150人が出席、業務多忙で欠席した麻生太郎総理大臣(同実行委員会名誉会長、日伯国会議員連盟会長)のメッセージが読み上げられ、カストロ・ネーヴェス駐日ブラジル大使(同実行委員会特別顧問)が交流年締めくくりの挨拶を行いました。総会に続いて行われたクロージング・レセプションには、河村官房長官(同実行委員会名誉副会長、日伯国会議員連盟幹事長)も出席しました。
 日本ブラジル交流年は2004年、小泉総理がブラジルを訪問した際、両国首脳間で実施が合意されていたもので、交流年を円滑に行うために2007年1月、実行委員会が設置されました。実行委員会が解散するまでの2年間、同実行委員会は487件(日本側のみ。この他ブラジル側の認定事業は約1000件)の記念事業を認定し、支援してきました。
 交流年の今年は、1月17日、ブラジルの首都ブラジリアで行われたルーラ大統領主催オープニングセレモニーに始まり、4月24日、皇太子殿下ご臨席の下に行われた日本政府主催の記念式典、6月18,21,22日の3日間、ブラジリア、サンパウロパラナ州ローランジャの三か所で皇太子殿下ご臨席の下に行われた、日本移民百周年記念式典と続きました。
 この1年間に記念貨幣の発行や日本とブラジル両国で記念行事、イベントがひっきりなしに開催され、日本とブラジルの国民が多数参加し、日本とブラジルの文化、人材の交流の面で大きな成果を上げました。
 交流年の最終日、12月31日のNHK紅白歌合戦では、サンパウロからの生中継を始め、ブラジルで何回も公演を行い、交流年のテーマソングを作った宮沢和史が特別出演、交流年の掉尾を飾ります。