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犯罪組織と警官隊が銃撃戦、3人死亡、11人負傷

 ブラジル現地での報道によると、小銃やピストル、リボルバーで武装した15人ほどの強盗団が7日午後、サンパウロ国際空港のあるグァルーリョス市で、数台の車やオートバイで銀行に乗りつけ、窓口にあった11万レアル(約440万円)を強奪、逃走を図りました。通報で駆けつけた警官と強盗団の間で銃撃戦になり、3人が死亡、11人が負傷しました。銃撃戦は、グァルーリョス市とサンパウロ市北部間の25キロにわたって逃げる強盗団と追う警官隊の間で行われ、犯罪組織大幹部のバレンゴが死亡し、犯人8人が逮捕されました。警察官1人も死亡しました。
 強盗団と警官隊の銃撃戦は熾烈なもので、警官隊1人、オートバイの運転手1人、強盗1人が流れ弾に当たり死亡し、このほか警官隊9人が負傷、巻き添えを食った郵便配達人1人、学生1人が負傷入院しました。目撃者の話によると、強盗団は逃走中、警官隊の追撃を逃れようと市民を人質に取るなどの無法を繰り返しました。