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日本航空、ブラジルから航空機を初購入

完成した「エンブラエル170」

 日本航空はブラジル・エンブラエル社製のリージョナルジェット機「エンブラエル170」を日本で初めて購入します。今年は2機購入予定で、2010年度まで順次購入していき、最終的には10機の購入予定です。導入予定の「エンブラエル170」の1号機が先頃完成、サン・ジョゼ・ドス・カンポスにあるエンブラエル社で引き渡し式が行われ、報道陣に勇姿が公開されました。
 「エンブラエル170」は楕円形胴体(洋梨型)のダブルバブル構造を利用し、座席幅、天井幅などが広く居住性に優れているということです。航続距離は3000キロ、70から120席程度の小型旅客機。燃費性能に優れていることから、原油高の現在、需要が急上昇しています。 同社が製造する「エンブラエル170」などのリージョナルジェット機は2004年に初就航以来、34か国、48航空会社で使用され、これまでの飛行時間累計は200万時間を越えています。
 日本航空は2010年に羽田空港の発着枠が拡大することを受けて、小型機を頻繁に運行し、ネットワークの維持、充実、利便性を図ることを目的に、導入を決めていました。