国連のジーグレル食料関係理事は、ブラジルなどに「アルコールのエタノール生産開発を5年間、停止して欲しい」と訴えたそうです。エタノール開発をこのまま継続すれば、石油業界は危機に陥る、というのが要請の理由です。同理事は、少なくとも5か年間開発を中止すれば、石油事業の代替も可能になると述べています。
この要請にブラジルのヂルマ女史は「アルコール燃料が直ちに石油を駆逐するほど効果があるとは思えない」と半信半疑だといわれます。
また、ブラジルは最近、食料確保の意味から米輸出を禁止しましたが、この措置に対しても国連は、市場を乱すとして問題としているそうです。