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為替相場上昇、株連続高ストップ

 4日間連続で新記録を更新してきた株式市場は21日、1.66%下げ、上昇ムードが中断しました。これまで国際石油価格が市場最高の133ドルを突破し、ペトロブラスの株価を引き上げ、これが市場全体の牽引をして上昇基調にありました。ところが、米連邦準備制度理事会FRBが4月29、30両日に0.25ポイント引き下げ、米国の金利を2%としたことから、短期的には米国の新たな金利引き下げはないという観測と石油価格の高騰で米国の株式市場はダウ、ナスダック両市場ともに1.77%下げ、これと連動して世界の主要市場でも下げ、サンパウロ市場も世界同時株安に巻き込まれたものです。指数は7万2294。今年は13.16%のプラスになっています。
 為替市場は0.48%上昇し、1ドルが1.658レアル(1レアル=62.4円)になっています。石油価格の上昇と市場の流動性減少から、レアルを押し上げているとされています。
 国内金利はインフレ懸念から市場では、中銀の基準金利は来月の通貨政策委員会で引き上げられると推測しています。