22日午後9時5分、マグニチュード5.2の地震がサンパウロ市を直撃しました。これまでサンパウロは地震がないといわれており、突然襲った地震にサンパウロ市民は恐れおののいたということです。幸いに負傷者は出なかったようです。
現地での報道によりますと、サンパウロ市東部のヴィーラ・アウピーナ州立病院では壁に1メートルの亀裂が出来、ペルジーゼス区の15階建てアパートでは、揺れの激しさに驚いた住人たちが階下に避難、7階で横になってテレビを見ていた女性弁護士は突然ベッドが揺れ、天井の扇風機が揺れているのを見て、あわてて外へ飛び出し、ポンペイア区の女性歯科医は「突然、音を伴う揺れがきた。飛行機の落下では、と感じた」と話したそうです。また、大サンパウロ圏ではABCD地帯はもちろん、マウアー、リベイロン・ピーレスの各市でも驚いた市民が屋外に飛び出たようです。
地震とは縁がないといわれ、日本で地震に襲われたブラジル人は、大地が揺れることに大変な恐怖を感じるといいますが、サンパウロを襲ったこの地震には、サンパウロっ子も飛び上がって驚いたようです。