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話題呼んだデジタルTV、33%世帯不良

 大サンパウロ都市圏にデジタルTVが登場して4か月、受像機は当初の半値近くにまで下がって来ましたが、それでも普通の受像機に比べれば高値。フィリップス社の調べではサンパウロ市内の33%が受信状態が悪く、550万世帯のうち、満足に見られるのは200万世帯だけだといいます。このため市民は、高値のうちはデジタルテレビに買い換えるほどではないと考えているようです。
 採用されている日本のデジタルTV方式は、サンパウロのような高いビルの多い都市には向いているとされ、ミニや携帯TVにも適しているとされています。しかし、フィリップス社の調査では必ずしもそうではなく、アンテナや有料TVでないと、綺麗な画像は得られないところが多いと報告しています。