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ブラジルでは珍しい美談

 さきごろ、バイク便で配達を担当しているローペスさん(24)が、首都ブラジリアの銀行の自動現金支払い機の上に置き忘れられていた封筒を持ち帰り開いてみたところ、中には100ドル紙幣で60枚、6000ドル(約70万円)が入っていた。6000ドルという金額はローペスさんの給料の一年分に相当するといいます。
 ローペスさんは「自分は95年型フィアットを月賦で購入、毎月、300レアル(約2万円)を支払らっている。この金が自分の物ならもっと新しい車が楽に買える、と思ったが、この金を猫ばばするなど毛頭考えなかった」と話しています。警察の知らせで置き忘れた封筒を受け取りにきた為替会社の社員は無事、6000ドルを手にしました。
 ブラジルでは治安が悪く、置き引き、万引きが横行し、金を拾おうものなら、「神様のプレゼント」と猫ばばを決め込むのが当然の国民性。こんなお国柄の中で、この美談が報道されるとローペスさんは一挙に有名人の仲間入り、中にはサインを申し込む女性も出ているそうです。