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フレックス自動車(アルコール、ガソリン併用車)が増加

 現在ブラジルの自動車は、市場全体の12%がアルコールとガソリンを併用して走るフェレックス車で占められています。これにアルコール専用エンジン搭載車を併せると、アルコールで走る自動車は全体の40%にもなります。
 ゼツリオ・ヴァルガス研究所(FGV、財団)の調査によると、こうしたフレックス車の普及で2010年を待たずに、ブラジルでは燃料アルコール販売量がガソリンを上回る、としています。ニューヨークの原油相場がバレルあたり80ドルという高値に達し、今後も国際原油高が続くことが予想され、これがアルコール車の増加とアルコール消費の増大につながると見ているようです。
 ブラジルに限らず原油高の今、車の燃料にアルコールを使用する傾向が世界的に高まっており、ブラジルは公害が少ないアルコールエンジンで、世界を一歩先んじているようです。
 ブラジル自動車メーカー協会(Anfavea)によると、今年8月までに国内市場で売れた自動車の84.9%がフレックス車だったそうで、早晩、フレックス車がほぼ100%になることは間違いなさそうです。