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ベネズエラで海外移住者急増

 ブラジルの話ではありません。社会主義国建設を宣言した(今年1月、チャーベス大統領が宣言)ベネズエラの話です。1999年、チャーベス氏が大統領に就任すると、ベネズエラ人の海外移住希望者が増え、この10年間で100万人を数えるそうです。ベネズエラ総人口は2600万人ですから、国民の約4%が移住したことになります。主な移住先は、アメリカ、スペイン、カナダ、オーストラリア、パナマといったところ。アメリカ・フロリダ州ウエストン市は、ベネズエラ人が多く集まったため、「ウエストンズエラ」と呼ばれるようになったとか。また、スペインにおけるベネズエラ人人口は5倍に膨れ上がったともいいます。
 今年に入ってから移住希望者は倍増しており、米国向けのビザ申請数が、これまでの1日400件から800件になったとか。ベネズエラ在住の日系人も、だいぶ少なくなってきたと言われます。