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祖母が孫を出産

 嘘のような本当の話です。祖母が孫を産むなんてことは、まずあり得ない話です。ところが現代の科学はこれを可能にしたのですね。種を明かせば、子宮がないため出産不能の娘に代わり、娘の母親が子宮を貸与、娘の受精卵を受け入れ、自分の孫を無事出産したという話です。
 孫を生んだのはリオ市在住の会社員マルリさん(42)で、子を持ちたい娘夫婦の切望を聞き届け昨年8月、人工授精の娘の胎児を自分の子宮に受け入れ、今年の4月、体重3キロ余り、身長50センチの男の赤ちゃんを産みました。
 マルリさんの娘タチアーネさんは14歳のとき、子宮のないことが判ったそうですが、ジョン・フェルナンデス医師(32)と結婚、どうしても子を持ちたいと最初は試験管ベビーの方法で受胎を試みましたが失敗、最後の手段として、残っていた冷凍受精卵を妻の母親の子宮に移し、今回めでたく出産に漕ぎ着けたものです。(ニュース元はジアリオ・デ・サンパウロ紙)