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再燃したリオ―サンパウロ間超特急計画

 以前、リオ―サンパウロ間超特急計画を連邦政府サンパウロ州政府が中心になって進めたことがあります。このときは日本の新幹線技術かリニアモーターカーの導入が検討され、視察団も訪日しました。しかし、話はまとまりませんでした。今回の企画はリオデジャネイロ州政府が中心になって考えているようです。訪仏中のカブラール・リオ州知事が、ジューリオ・ロッペス運輸局長をともないアルストム社(TVG150号による実験で、世界最高の時速574.7kmの走行に成功したばかり)を訪れたことで、注目されました。同社はさっそく、州知事に同社の素案が提示したといわれます。
 リオ―サンパウロ間超特急計画に連邦政府は、官民共同事業(民活=PPP)による推進を希望しておりますが、まだまだ実現までは紆余曲折がありそうです。ただし、カブラール州知事は帰国後、アルストム社が同計画に乗り気であるとしているため、日本側からも、早々に売り込みが始まるかも知れません。