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浜松女子高校生ひき逃げ犯、ブラジルで断罪

 日本でも報道されたように、サンパウロ州検察庁は静岡県浜松市内の国道を歩いて横断していた同市内在住の高校生だった落合真弓さん(当時16歳)を乗用車ではねて死亡させ、ブラジルへ逃亡していたヒガキ・ミルトン・ノボル容疑者(31)の起訴を決定しました。犯罪引渡し協定のない日伯両国間で、日本政府からブラジル政府に対して国外処罰の要請を行い、容疑者が起訴されたのは今回が初めてです。今後、これまでの国外逃亡事件についても適用される可能性が出てきました。同容疑者が有罪になれば、ブラジル交通法の規定で懲役6年から2年8か月が言い渡される可能性が高いそうです。
 同事件は、1999年7月26日、静岡県浜松市内の国道を歩いて横断していた同市内在住の高校生だった落合さんを乗用車ではねて死亡させ、静岡県警浜松東署は同年9月下旬、業務上過失致死と道交法違反(ひき逃げ)容疑で、ヒガキ容疑者を指名手配しましたが、同容疑者は事件発生6日後にブラジルに帰国逃亡。静岡県警は国際刑事警察機構(ICPO)を通じて同容疑者を国際手配していました。