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具志堅氏宅に強盗、一万R強奪

 昨年の暮れ、元大統領府長官のルイス具志堅さん(56)宅に覆面をした4人組強盗が侵入、1万レアルの現金のほかドル、銀行カード、宝石、小型コンピューター、携帯電話などを奪い逃走したことが、先ごろ明らかになりました。具志堅さん夫妻と子息2人は全員、猿ぐつわをかまされ手足を縛られトイレに閉じ込められていましたが、怪我はありませんでした。
 具志堅さんはサンパウロ州インダイアツーバ市の集団高級住宅に居住、同団地は警備員と門番により24時間警備されています。犯人は裏側の塀を乗り越え侵入したらしく、具志堅さんの庭の木陰に隠れ家人の帰宅を待って、犯行に及んだものです。
 軍警は、犯人はピストルとリボルバー、ナイフで武装しており、侵入した家が政府高官だった具志堅さん宅とは知らずに侵入したと見ています。24時間警備中の高級住宅地に住む政府高官宅まで襲われる治安の悪さは、何らかの手を打つ時期に来ているようです。オリンピック開催都市としてリオデジャネイロが東京と競い合うことになっていますが、この治安をどうにかしない限り、リオでのオリンピック開催は夢物語に終わりそうです。