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連邦最高裁長官も襲われるリオ

 グラシエ最高裁長官がさきごろ、ゴヴェルナドール島のトン・ジョビン國際空港からリオ市内のホテルに向かう途中、ハイウエーの「リニャ・ヴェルメリア」で、ピストルで武装した覆面の8人組に襲われました。同長官と同乗のメンデス判事は奪われた専用車から路上に放り出されましたが、追走していた護衛の車に救けられたということです。
 現場は周囲に貧民街が続くものの、1日に12万台の交通量がある繁華な場所。にもかかわらず強盗犯が出没するところで、この3週間に似たような事件が5件発生しているそうです。
 今回は護衛の車がいながら犯行を未然に防止できなかった理由を、追走中の護衛車は事件の時、長官車よりかなり離れてしまっていたから、とされています。
 それにしても護衛がいながら犯行を防止できないほど、リオの治安はメチャクチャということのようです。旅行者はなるべくリオを避けるようにしましょう。