サンパウロ州北部の海浜都市サン・セバスチオン市が、いま不動産ブームに沸いています。同市沖合いの海底には豊富な天然ガスが眠るメシリオン・ガス田があります。ペトロブラスがその開発に乗り出し、陸地の施設だけでも20億ドルを投資する計画が発表されました。以前、リオデジャネイロ州マカエー沖合いの海底でカンポス油田が発見され、サービス会社が続々と押しかけ、一寒村が一躍石油関係技術センターの都市に変わった過去があり、不動産会社はその前例があるため、先行投資をしているのです。
今はゴールドラッシュ時代ではなく、石油・ガスがそれに変わったというわけです。