中南米の最新情報

NPOチャレンジブラジルが、ブラジルを中心に中南米のニュースをお届けします。

日系連邦下議4人誕生

 1日に行われたブラジル総選挙で、下院議員にサンパウロ州からウイリアム・ウー氏、飯星ワルテル・シンジ氏、パラナ州から高山秀和氏、谷口カシオ氏が当選、これまでの1人から日系下院議員は4人になりました。また、州議会議員は、パラナ州、南マットグロッソ州で各2人、ミナス・ジェライス州で1人が当選し、日系政治家が続々誕生しました。ところが、肝心のサンパウロ州は32人が立候補するという乱立がたたって、全員落選でした。
 サンパウロ州選挙区の連邦下院議員選に日系人候補者は11人立候補しましたが、現職のサンパウロ市会議員としての知名度と若手で行動力のあるウー氏が前評判通り実力を発揮し、11万票余りを獲得、初当選を果たしました。また、前回の総選挙ではサンパウロ州議会議員選に出馬し落選したものの、サンパウロ市ジャバクワラ区副区長として活躍してきた飯星氏も10万票を獲得、当選しました。
 サンパウロ州議会議員選は、日系人候補の乱立で、当初から票が割れ、当選者が出ないのではないかと危ぶまれていました。懸念されたとおり、前回同様州議会の椅子を確保できませんでした。