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ブラジルは重税国

 ルーラ大統領は就任直後、「02年以後税金は減少の一途を辿る」と公約していました。しかし、実情は上昇するばかりです。02年は国内総生産GDPに対する税負担率は35・61%でしたが、04年には35・88%、05年37・37%と上昇するばかりです。

 04年度の数字で各国のGDP比の税負担率をみますと、スウェーデンの50・7%が最高で、以下ノルウェー、フランス、イタリア、イギリスとなっています。ブラジルはイギリスに次ぐ世界6位の35・88%。経済からもこの重税を何とか軽減してくれといった声も上がり始めており、次期大統領間違いなしといわれるルーラ氏の政策手腕が問われることになりそうです。