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犯罪組織幹部を路上で逮捕

 サンパウロ軍警隊は先月末、サンパウロ市西部のピリツーバ市で犯罪組織PCC(都第一コマンド)のリーダー、アリエル・タデウ・リベイロ(32)を逮捕しました。PCCのリーダーらは現在16人と判明しており、タデウはその中の一人で、ピリツーバ市とオザスコ市方面をベースに麻薬売買を行っていました。
 サンパウロ軍警隊(PM)は、PCCの資金源をしめあげるため、412の銀行口座を封鎖するとともに、麻薬販売のボス逮捕が組織弱体化の決め手として、タデウを逮捕者リストにあげていました。タデウは、ピリツーバの路上で軍警隊員の検問に引っかかり、求められてニセの身分証明書を提示。地元警察に連行されて麻薬のボスであることが判明したものです。
 タデウは麻薬だけでなく、過去に強盗その他で4回も逮捕されましたが、その都度脱獄している大物でした。