ブラジルの最新情報

NPOチャレンジブラジルが、ブラジルのニュースをお届けします。

リオ州で集中豪雨

 アジェンシア・ブラジルによると、リオデジャネイロ州を8日、集中豪雨が襲いました。浸水したり、強い雨が続き警報を出している自治体もあります。降雨量が110ミリに達し被害が出ているマカエー市では公立学校の授業を中断、市民には外出を自粛するよう呼びかけています。予報ではさらに降雨は続くとしています。

警報発令のリオ市

 リオ市はグアナバラ湾に位置した盆地にあり、市役所はを警報を出し、自動車運転手には注意を呼び掛け、市民に対しても洪水や地滑りが起きやすい場所から避難するよう指示しています。リオでの降雨は8日から次第に弱くなる見通しです。

海岸線

 リオ駐在の海軍は、8日午から9日にかけて高潮の時刻に2.5メートルの高波が海岸線を襲う可能性があると発表し、リオ市役所は浜辺でのスポーツや海水浴を避けるよう警告しています。

空港

 リオ州の2カ所の主要な空港であるサントス・ドゥモン、ガレオン両空港では降雨で有視界飛行が出来ず、機器の助けで運行しています。サントス・ドゥモン空港では18便が欠航、15便の出発が遅れました。

黄熱病がサンパウロ州海岸都市で流行

 エスタード紙によると、サンパウロ州保健局は、北部から南部海岸都市にかけて広範囲の海岸地帯が黄熱病ウィルスに汚染されているとして、この地域へ旅行する場合は旅行10日前にワクチンを接種するよう警告しています。

 同州疫学監視センターは、「過去40日間にこの地域で黄熱病患者1人が亡くなっている。感染したと思われる猿も死んでいる。この地域でのウィルスの増殖が考えられる」と指摘しています。

 同州の観光局は、11月の祝祭日から来年3月のカーニバルまでに、この地域には観光客1000万人が訪れると見ており、「これらの地域に行く人は予防接種が欠かせない」と注意を促しています。同地域の自治体は、予防接種を強化していますが、予防接種を拒否する人も少なくなく、接種率は55%ていどに留まっています。

同性婚が10%増加 異性婚は2.3%減少

 アジェンシア・ブラジルによると、ブラジル地理統計院が31日に公表した民事登録統計調査で、2017年は2016年より同性婚が10%増加しているのが分かりました。異性婚は逆に2.3%減少しています。同性婚は女性同士で15%増加しており、男性同士の3.7%を上回っています。

 昨年の男性同士の同性婚は2500件、女性同士は3387件です。同性婚は2016年度が5354件で、2017年は5887件に増加しています。データでは、2017年度の離婚件数は前年度比で8.3%増加していました。

大手書店チェーンが20店舗閉鎖

 地元メディアによると、ブラジル最大の書店チェーン「Saraiva」(サライバ)は29日、国内84店舗のうち20店舗の閉鎖を進めていると発表しました。サライバは「デジタル化戦略を強化するため投資を続けており、今日ネット上で最も売れている分野の書籍市場にビジネスを集中させ、今後も顧客サービスの向上に努める」と説明しています。

 サライバは2018年第2四半期(4~6月)は3760万レアル(約11億円)の損失を出しました。17年第2四半期の損失額はこれの半分以下の1660万レアルでした。また18年第2四半期の純売上高は17年同期比で1.6%減の3億6450万レアルにとどまり、店舗での売り上げは2億2790万レアルと17年同期を4.1%下回っています。逆に電子取引による売り上げは1億3650万レアルと前年同期比で2.9%伸びました。

 数日前には、ブラジルの大手書店チェーンの一つ「Livraria Cultura」(リブラリア・クルトゥーラ)が民事再生手続の申し立てを行っています。両チェーンは経営的に非常に厳しい状況に置かれており、この数カ月間は出版社などへの支払いが滞っています。ブラジルの出版市場は今後、活性化する可能性はないと見られています。

ゴミの中から8700レアル出てきた!

 グローボ紙によると、リオグランデ・ド・スール州北部に住む廃品回収業の家族が31日、ゴミの中から8700レアル(約27万円)の現金入り封筒を見つけました。現金は、その日に持ち主に返還されました。

 廃品回収をしているベレニセ・フィオレシさんと夫のイバン・ミンゴッチさんは、近くの企業から回収した段ボール箱の中から現金を発見しました。イバンさんは現金を見つけた後、状況をビデオに収め、ソーシャルネットワーク上に掲載し、話題となっていました。

 イバンさんは、「こんなことが起きるなんで想像もしなかった。市内で廃品を回収していて、妻が自宅でゴミを仕分けしていた。家に帰ると家内が、現金があったと言った。それを貰おうとは全く考えなかった」と語っています。イバンさんの家族は、8700レアル稼ぐのに3カ月間働く必要があるそうです。

 8700レアルは100レアル、50レアル、20レアル、10レアル紙幣に分けてあり、職場内の清掃の際に誤ってゴミと一緒に集められてしまったようです。現金を無くした人は経営者で、給与の支払いに充てる現金でした。

サンパウロ郊外で16歳の少女をレイプ後殺害

 フォーリャ紙によると、民事警察は31日、ミシェル・フロル・ダ・シルバ容疑者(28歳、警備員)をモジダスクルーゼス市でライアネ・パウリーノ・アルベスさん(16歳、学生)を殺害した疑いでを逮捕しました。ミシェル容疑者は靴紐を使ってライアネさんの首を絞め、窒息死させたと自供しています。

 ライアネさんは、モジダスクルーゼス市(サンパウロ市から57キロ地点)で開かれたパーティーに参加後行方不明になっていましたが、一週間経過した28日、サンパウロ市に向かうアイルトン・セナ街道で遺体で発見されました。

 調べにによると、ミシェル容疑者はグアラレマ市(大サンパウロ圏)のバスターミナルでライアネさんに「家まで車で送る」と近付き、車の中でライアネさんをレイプしました。その後ライアネさんが「レイプされたと父親に話す」と告げたため、気が動転した容疑者はライアネさんの絞め殺し、遺体を遺棄したものです。

 ライアネさんの携帯電話は、犯行現場から60キロ離れたジャカレイ市(サンパウロ市から84キロ地点)で発見され、ライアネさんは犯行当日、携帯電話から軍警に緊急電話をかけていました。

 ライアネさんの友人ナターシャ・フェルナンデス・ダ・クルースさん(16歳)は、「とてもいい人だったのに、こんな目に遭うなんて理解できない」と嘆いていました。

大気汚染で子供が年間633人死亡

 エスタード紙の報道によると、世界保健機関が、ブラジルでは年間に子供(5歳以下)633人が大気汚染に関連した合併症で死亡している、と発表しました。また、世界では54万3000人の子供が死亡しているとしており、世界の青少年の93%(18億人に相当)は、汚染された空気を毎日吸っているとも指摘しています。

 専門家は、「子供は胎児の時から大気汚染の影響を受けている。汚染物質は呼吸器系だけでなく、全身に影響を及ぼしている可能性がある。汚染物質は妊婦の胎盤循環部に梗塞を起こし、酸素の供給が不十分になり早産や胎児死の可能性を高めている」と説明しています。5歳以下の子供は免疫システムが形成段階で、有毒物質に対する抵抗力が弱いとも述べています。

日系社会はパラー州新知事に期待

 アマゾンのパラー州知事決選投票でヘルデール・バルバーリョ氏(39、ブラジル民主運動)が当選しました。同州ベレン市では来年、汎アマゾニア日伯協会(生田勇治会長)が「アマゾン入植90周年祭」の準備を進めており、これまでシモン・ジャテーネ現州知事に協力を依頼してきました。新州知事はこれまでの知事とは反対の立場にありますが、アマゾニア日伯協会はさっそく新知事に会い、協力を依頼することにしています。

 決選投票では、ヘルデール氏が55%を獲得しました。ブラジル選挙高等裁判所によると、同州内で日系社会が大きい州都ベレン市、近郊のトメアスーでは、いずれもヘルデール氏が過半数の票を獲得しました。生田会長は「今まで、どの党の州知事になっても日系社会には好意的だった。日系社会への協力を惜しむような人はいなかった。ヘルデール氏の父である元同州知事のジャデール・バルバーリョ氏(現:上院議員)も日系社会に好意的で、非常によくしてくれた」と語り、ヘルデール氏との協力体制構築に自信を見せています。アマゾン入植90周年祭では、例年の日本週間を規模を拡大し、記念式典を行う予定です。

 今回の統一選挙では、パラー州でも日系議員が躍進しました。同州議会議員選では小川レナト氏(48、共和党)が7万1689票を獲得し、3位で当選(2期目)しました。連邦下議選でも、惜しくも落選しましたが、ボルソナロ氏と同政党のデルガド・フェデラル・エグチ氏(55、社会自由党)が5万2392票を集め健闘しました。

10年遅れで地下鉄モルンビー駅開通

 フォーリャ紙の報道によると、地下鉄4号線のサンパウロ駅―モルンビー駅間が27日、10年遅れで開通しました。開通予定は2008年でしたが、12年開通、14年開通と次々に延期されていました。開通区間は、地下鉄4号線第2拡張工事の一部です。

 新駅のモルンビー駅は、スタジアムの正面入り口から1.5キロ、徒歩で20分の位置にあり、観客には便利になりました。サンパウロ州都圏輸送局は、「工事の契約を結んだ企業が工事を放棄するなど、工事の遅れは企業側にある。大企業は政界汚職に絡んでおり、中小業者は資金の調達で四苦八苦だし、建設業界には多くの問題がある」と指摘しています。また「多くの路線の工事に着手しすぎた。これからは1路線を重点的に整備し、工事を終えてから次の路線に取りかかりたい。資金管理も明瞭にしていく」と述べました。

 地下鉄4号線の建設工事は、ビラ・ソニア駅までの開通が予定されている1920年に終了予定です。同局は、「これからは、ビラ・ソニア駅の建設に集中する。ここは駅舎だけでなく、駅構内の整備、バスターミナルも整備予定で、サンパウロ圏西部地域の交通の要になる」と語っています。

風疹患者が 2425人、死者が12人

 アジェンシア・ブラジルの報道によると、保健省が24日、国内で2425件の風疹患者が確認され、2000人はアマゾナス州、332人はロライマ州の居住者と発表しました。この2州では、他に7674人が風疹に似た症状を見せているとしています。

 他州ではサンパウロ州(3人)、リオデジャネイロ州(19人)、リオ・グランデ・ド・スル(43人)、ロンドニア州(2人)、ペルナンブッコ州(4人)パラー州(17人)、ブラジリア(1人)、セルジッペ州(4人)が確認されています。

 発表では、国内で風疹の死者が12人出ており、そのうち4人はロライマ州(外国人3人とブラジル人1人)、6人はアマゾナス州マナウス市出身者が3人、アウタゼス市出身者が2人、マナカプル市出身者が1人)、2人はパラー州ベネズエラ先住民)の患者としています。

 同省は、新たな発症を予防するためのワクチン接種の実施を強化しており、ワクチン1320万本を流行地域に配布、風疹食い止めに必死になっています。