ブラジルの最新情報

NPOチャレンジブラジルが、ブラジルのニュースをお届けします。

性暴力と窃盗が増加=サンパウロ州=

 サンパウロ州公共保安局25日の発表によると、同州内では2019年5月、強制性交などの性暴力犯罪と窃盗件数が1年前に比べて増加しました。性暴力件数は1078件(昨年比4.1%増)で、窃盗件数は4万6625件(昨年比11.6%増)になっています。25日付伯メディアが報じました。

 一方、5月の殺人件数は18年5月の213件(昨年比10.9%減)、強盗致死件数は5件(昨年比21.1%減)でした。殺人事件は減少しています。

1日7人が銃撃被害=リオ市内=

 伯メディアによると、今年1月から4月末までにリオ市内の公立医療機関が手当てや治療を行った銃創患者数は842人、平均1日7人のペースで銃で負傷した計算になります。リオ市内の公立医療機関では2017年から19年4月末までに、銃創患者1万159人に医療行為を行っています。

 銃弾が飛び交うリオ市内の状況に専門家は、「戦争状態の国のようだ」と話しています。リオ市内南部の巨大ファヴェーラ(スラム)近くの市立ミゲル・コウト病院には1~3月に40人の銃創患者が運び込まれました。その患者に撃ち込まれた銃弾は多くがライフル、9ミリ拳銃、高速弾銃器から発射されたものでした。同病院の外科医長は「我々が多くの銃創患者から取り出すのは戦争用武器から発射された銃弾だ。彼らは都市戦争の犠牲者だ」と指摘しました。

国内スマホ市場 は2.4%減

 17日付伯字紙によると、今年のスマートフォンスマホ)販売台数は落ち込み、対前年比2.4%減の4338万台にとどまる見込みです。IT(情報技術)専門調査会社IDCが予測したもので、2019年のスマホ市場は、販売額は596億レアル(約1兆7880億円)と対前年比12%拡大するものの、販売台数は2.4%減になるとしています。

 IDCのアナリストは「大容量の内部メモリ、複数カメラ、より大きな画面、無限スクロール、各種スマート機能を持つ端末の需要は、映画鑑賞やストリーミングコンテンツへのアクセスで利用が増えており、中・高価格帯の機種が売れるため販売額は増大する」と報道陣に語りました。ただ、販売台数は減少するとしています。

トヨタ、サンパウロ工場で840人解雇

 19日付伯メディアが、「トヨタ自動車ブラジル法人はサンパウロ州内2工場の労働者840人を解雇する」というソロカバ金属労組代表者の話を報じました。

 トヨタは5月、アルゼンチン向けの輸出が落ち込み、「ヤリス」と「エティオス」を製造している工場で希望退職者を募集、労働者340人を解雇すると明らかにしていました。労組代表者によると、「トヨタは考えを変え、ソロカバ工場の生産シフト変更することで2018年10月に有期契約で増員した組立ラインの740人全員、ポルト・フェリス工場でエンジン製造する100人の計840人解雇に変更した」と話しています。

 報道によると、ブラジル・トヨタは「ソロカバ工場とポルト・フェリス工場は8月5日から2交代制に戻す。この調整は、主に輸出の落ち込みと為替の変動によるものだ」と説明しています。

限定商品「レインボー・シェイク」発売=バーガーキング=

 23日にサンパウロ市内中心部で開催される「第23回性的少数者プライドパレード」のスポンサーであるハンバーガーチェーン「バーガーキング」が、パレードを祝して限定商品「レインボー・シェイク」を発売します。17日付伯字紙が」報じたもので、「レインボー・シェイク」は綿菓子とバニラアイス、紫色のシロップ、色とりどりのチョコスプレーで作られています。販売価格は14.90レアル(約450円)で、19~25日間だけ販売されます。

 バーガーキングは、同商品の売上利益はすべて、サンパウロ市で性的少数者のコミュニティを支援するNGO「Casa 1」に寄付する予定です。

 今年のLGBTプライド・パレードには、英国のポップグループ「スパイス・ガールズ」のメンバーで「Mel C」の愛称で親しまれている歌手、メラニー・チズムさんとドラァグクイーングループ「Think the Pink」が参加します。

「ポイ捨て」条例案可決

 日本人観光客の多くが足を運ぶ「イグアスの滝」を抱えるフォス・ド・イグアス市(パラナ州)市議会は18日、道端などにごみをポイ捨てした者に罰金を科す条例案を全会一致で可決しました。18日付メディアによると、同条例案を提出したイネス・ワイズマン市議は「条例は罰するのが目的ではなく、市民の教育と意識を高めるためだ」と説明しています。

 条例の内容は、ポイ捨ての監視は警察官や同市警備隊員の公権力が行い、不適切な場所にごみを捨てた現場をおさえられた者は、ごみを拾い集めて正しい方法で処分するようにと指導され、従わないと罰金が科される、というものです。たばこ吸殻のポイ捨てから瓦礫の不法投棄まで適用されます。

 罰金額はいまのところ、約40レアル(約1200円)と規定され、「再犯」の場合の罰金額は2倍に予定されています。これは変更される可能性もあります。

プラ製ストロー禁止法案、SP州議会で可決

 13日付伯字紙によると、サンパウロ州議会はプラスチックによる環境汚染減少を目的に、同州内のすべてのレストランやバー、軽食店、ホテル、ナイトクラブ、ダンスサロン、音楽イベント、商業施設でプラスチック製ストローを客への提供を禁じる法案を賛成多数で可決しました。

 同法案を提出したロジェーリオノゲイラ州議員は、「プラスチック汚染は世界的な問題になっている。この問題では政治力が必要で、放置すれば2050年までに海洋は魚よりもプラスチックの方が多くなる」と提案理由を説明しています。同法案をジョアン・ドリア同州知事が承認すれば、知事の承認後12カ月以内にプラスチック製ストローの提供禁止のルール作りに着手します。成立すれば、サンパウロ州内で提供されているプラスチック製ストローは今後、紙や生分解可能な素材で作られたストローに置き換えられます。

牛肉輸入、中国が再開

 ブラジル中西部のマット・グロッソ州で飼育された牛が非定型の牛海綿状脳症BSE狂牛病)に感染していたことが分かり、中国は今月3日からブラジル産牛肉の輸入を停止していましたが、再開しました。13日、中国政府の発表をアジェンシア・ブラジルが伝えました。

 中国の輸入再開でテレザ・クリスチナ農牧食糧供給相は、今回のBSE感染について、「病気(の感染)は17歳の畜殺殺用の牛で確認された。BSE特有の危険部位はすべて緊急畜殺時に除去され、その畜殺場で焼却された」と語りました。

市民デモで「友情の橋」通行止め

 12日付伯字紙によると、ブラジルのフォス・ド・イグアス市(パラナ州イグアスの滝がある町)とパラグアイシウダー・デル・エステ市の間に架かる「友情の橋」が12日、パラグアイ市民のデモの影響で通行止めになりました。

 この車両通行止めは、市民デモ隊が「友情の橋」を占拠するのを防ぐためパラグアイ側が取った処置です。市民デモの目的はフォス・ド・イグアス市で購入された食料品の厳しい検査と没収でシウダー・デル・エステ地区の商店が危機に陥り、取締りの緩和を求めているもので、他に「汚職の終焉」も掲げています。

 ブラジルの連邦道路警察によると、歩行者の往来は認められていますが、車両はブラジルへ入ることもブラジルから出ることもできない状態で、同日午後になっても解除のめどは立っていません。

コーヒー生豆 輸出量114%増加

 10日付伯字紙によると、ブラジル・コーヒー輸出業者協議会が5月の輸出コーヒー生豆は昨年同期比で114%増の319万袋(1袋60キログラム)と発表しました。輸出数量は伸びたものの、国際市場のコーヒー豆価格は依然として最安レベルに止まったままです。

 同協議会は「5月出荷のコーヒー生豆1袋当たり平均価格は118ドルで、17年に記録した最高値(170ドル)を大幅に下回っている。18年5月の平均価格(152ドル)と比べてもかなり低い水準」としています。ネルソン・カルヴァリャエス同協議会会長は「価格は低いが、現在はブラジルにとり、今は良い時期」との認識を述べました。ブラジルのコーヒー生豆のの得意先は米国、ドイツ、イタリアなどです。