ブラジルの最新情報

NPOチャレンジブラジルが、ブラジルのニュースをお届けします。

偽造防止機能強化のIDカード交付

 地元での報道によると、サンパウロ州20日、これまでの身分証明書より一回り小さく、偽造防止機能を強化した新しいIDカードの交付を始めました。これには有権者登録や運転免許証、労働手帳、軍事証明書などの情報も盛り込まれます。その他、必要に応じて血液型を示すデータを盛り込むことも出来、社名を入れることも可能です。

 身分証明書の変更にかかわらず、古い身分証明書もそのまま有効です。初めて身分証明書を取得する人、または身分証明書の複製が必要な人は、新しいものに変わります。新しい身分証明書の発行は、市民警察のリカルド・ガンブルトン・ドーント識別研究所が作成し、サンパウロ州公安局が交付します。

 身分証明書の変更は、連邦政府の規則に従い行われ、内容は全国で統一されたものになります。すでに 8つの州(ゴイアスマトグロッソ、セアラ、リオデジャネイロ、パラナ、リオグランデ・ド・スル、および連邦管区など)がすでに新しい身分証明書に切り替えを行いつつあります。その他の州も、2020年3月までに新しい身分証明書に切り替わる予定です。

GDPは0.83%成長

 地元メディアによると、ブラジル中銀は19日、経済指標動向予測集の最新版を発表、今年の国内総生産(GDP)成長率を先週の0.81%から0.83%へ0.02%上方修正しました。

 この数値はは中銀が独自で予測したものではなく、国内100以上の金融機関を対象に行った聞き取り調査の結果を中銀がまとめたものです。

メルコスール離脱の覚悟

 地元メディアによると、サンパウロ市で15日、パウロ・ゲデス経済相は「もしキルチネル派が選挙に勝ち、南米共同市場(メルコスール)とEUの自由貿易協定を邪魔するなら、ブラジルはメルコスールから抜ける」とアルゼンチンの政治状況次第ではメルコスールを脱退すると発言しました。

 11日のアルゼンチン大統領選挙予備選では、キルチネル前大統領を副大統領候補とするアルベルト・フェルナンデス候補が、現職のマクリ大統領に大差をつけました。フェルナンデス候補優勢でアルゼンチンは、大規模な通貨安、株安が発生しています。これに対抗するマクリ大統領は、10月末の本選挙で逆転すべくバラマキ政策を次々と実行、国内経済は混乱を強めています。

アルゼンチンでの四輪車生産中止=ホンダ=

 ホンダは14日、Web上で、アルゼンチン現地法人ホンダモトール・デ・アルヘンティーナ・エス・エー(本社:ブエノスアイレス)での四輪車「HR-V」の生産を2020年中に終了、二輪車生産に集中すると発表しました。同社は、「四輪事業強化を目指し地域間の協調と連携を強化、四輪車生産配置・生産能力の適正化を進めているいる一環」としています。アルゼンチンでの四輪車生産は終了しますが、四輪車販売およびアフターサービスは継続の予定です。

 これまで四輪車を生産してきた工場は二輪車の生産に集中し、アルゼンチンの二輪車市場に、より競争力のある商品を投入するとしています。同社はアルゼンチンで創業以来40年になります。

流れ弾で死亡

  地元メディアによると、リオ市で9日、バス停にいた18歳の男子生徒が銃の流れ弾に当たって死亡しました。亡くなったのは高校3年生のガブリエル・ペレイラ・アウヴェスさんで、バス停で女性の友人と学校へ行くバスを待っていて災難に遭いました。

 当日近くで警察と犯罪者の銃撃戦が行われており、危険だから身を伏せようとしたときに胸に銃弾を受けました。ガブリエルさんは近くの病院に運ばれましたが、到着したときにはすでに死亡していました。

奪った金塊は携帯部品として密輸出?

 地元メディアによると、12日前にグアルーリョス国際空港から盗まれた1億1,000万レアル相当の金塊を追っているサンパウロ市民警察は、盗まれた金が中国に密輸された可能性があると見て調査を続けています。強盗団は金塊だけでなく、エメラルドなど貴金属、高級時計も奪っていますが、その送り先は明らかになりました。しかし、大量の金の行方は謎のままです。

 金強奪の容疑者として6人が逮捕され、容疑者の自供も徐々に核心に触れてきています。警察は、貴金属の価値が高い中国などのアジア方面へ密輸された可能性があると見て、容疑者を追及しています。強盗団のチーフと見られるペドロ・サントスは、エメラッルドはインド、高級時計はスイス、金は15㎏をドバイへ送ったと自供しています。

 警察は、空港で奪われた760㎏の金は小さく切り刻み、携帯電話の一部品を装い中に組み込み、中国へ輸出された可能性を調べています。警察は5日、サンパウロ市内で中国人貿易商を逮捕しました。貿易商は逮捕されたとき、1㎏の金を持っていましたが、金の出所を明らかにする書類を持っていませんでした。警察はこの金が空港で盗まれたものかどうかは調査中としています。貿易商は、通貨管理違反で罰金が科されました。

ボルソナロ大統領、環境保護者らに反論

 地元メディアによると、ボルソナロ大統領は5日、バイーア州の水上太陽光発電所稼働開始式典で、環境保護者、科学者、外国メディアのアマゾン森林保存策についての批判に、「発表されたのはブラジルを貶めようとするブラジル人や機関による嘘の数字(森林伐採のデータ)で、批判されるいわれはない」と反論しました。

 ボルソナロ大統領は「アマゾンは計り知れない可能性を秘めている。まやかしのデータに基づくキャンペーンに扇動されてはいけない。政府の森林保護策は変化していることを世界に示し、我々はアマゾンを持続的に利用しながら維持していく責任がある」と語りました。

 7月19日、国立宇宙研究所がアマゾンの森林伐採の増加を示すデータを発表した後、ボルソナロ大統領は統計数字と同宇宙研究所を批判、2日、同研究所のリカルド・ガウヴァン所長を解任していました。

モロ法務大臣、1万レアル寄付未記載を謝罪

 地元メディアによると、セルジオ・モロ法務大臣は4日、 2016年にポルトアレグレ汚職に関する講演で受け取った講演料10,000レアルを慈善事業団体に寄付したことを報告書に未記載だったことについて、同大臣は「自己宣伝にならないように秘密裏に寄付し、義務づけられている報告書に記載しなかった」と説明しました。

 この講演について一部メディアが「活動報告書にモロ法務大臣が連邦裁判官だったときに支払われた講演料や行動が未記載」と指摘、問題視していました。2016年に国家正義評議会は、「すべての事件の裁判官は、自身の行動や講義、出来事の記載義務を決定しています。

 法務大臣はこの件に関し、「不誠実だった。 私は不適切な自己宣伝のように思えたので、慈善団体への寄付を記載しなかった」と述べ、謝罪しました。

ペトロブラスの利益は189億レアル

 1日付現地メディアによると、ペトロブラスは第2四半期の利益を昨年同時期比て87%増の189億レアル(約5300億円)と発表しました。それによると、Gas Associated Carrier S.A.(TAG)の売却による利益が大きいとしています。
今年前半の3カ月間の利益は40億3100万レアルでした。第2四半期はこれの368%増になります。

 ペトロブラスによれば、TAGの売却で訴訟損失引当金、返済金などを差し引いて、214億レアルの利益があったとしています。TAGの売却益がなければ、純利益は52億レアル止まりでした。ペトロブラスは石油価格や為替レートなどの外的要因も利益に寄与したとしています。

基本金利を年率6%に引き下げ

 31日付現地メディアによると、中央銀行金融政策委員会は31日、経済の基本金利を年率6.5%から年率6%へ引き下げることを決定しました。これで1999年のインフレターゲット制度の開始以来、金利は最低水準に低下しました。金利低下は、金融市場では予想されていましたが、年率6.25%への低下を予想するする人もいました。

 基本金利6.5%は2018年3月から16ヵ月間継続していました。 同金融政策委員会は「0.5%引き下げる金融環境にあった」としています。同委員会は、「さらに景気を刺激するために、再度、引き下げる可能性」を示唆しましたが、引き下げの時期は明らかにしませんでした。

 中央銀行金融政策委員会は、経済活動の活性化、リスクのバランス、インフレ予測などによって金融政策は行われる、と表明したのみです。